北斗星の車窓から

青函トンネルに入る合図の汽笛を聞きながら

深い眠りについてからどれくらい経ったのだろう・・・

窓に顔を押し当てて外を眺めるてみると夜が明け始め

街が近づいている・・旅の途中で立ち寄る事の無い街

トイレに行き顔を洗って身支度を整えて急いでロビーへ向かうと

調度、福島に着いた頃だったから～もうこんなに走ってきたんですね

進行方向の左の窓から東の空が明るくなってゆくのを見つめている

郡山を過ぎたあたりから東雲が真っ赤に染まり始める

あの山は何山だろう・・・さぁ～カーテンを開けて

みんなでお日様が顔を出すのを拝もうではないか

６：５０：５６　朝日がほんの少し顔を出し始める

そして12秒後・・もうすぐもうすぐです♪

平均時速80kmくらいで走ってるのでしょうか

景色は流れて走り去っても、

太陽はずっと～併走しながら速回しで昇って来たかのような…。

真っ白い雪に覆われた福島の田畑や里山に陽が当たる

そんな複雑な想いをかき消すかのように

朝陽は希望の光となって降り注ぎ

浄化の光となるよう～祈りを捧げましょう。

やがて関東平野に入ると、並走する新幹線の高架壁に

北斗星の影が走ってるーーーー♪

様々な姿を魅せてくれた北斗星の車窓とももうすぐお別れです。