氷の花＊御岳山

奇跡のミニバラ～Miracle Ice Ｒｏｓｅ

1時間半後・・氷の花びらは更に透きとおり～

これは氷の花でも見たことがない、と

ガイドさんが仰る様にとっても珍しい花が咲いていたのは

12月10日御岳登山鉄道主催の氷の花観賞会での事でした。

氷の花は別名シモバシラとも呼ばれ

高尾山などに見られる植物のシモバシラに出来るものと同じですが

ここ御岳山にはシモバシラは生えていないのです。

同じシソ科の「カメバヒキオコシ」に出来るそうです～

気温と水分と植物が織りなす絶妙なコンビネーションの賜物！！

まだ外気も土中も温かい時は、水分をどんどん茎が吸い上げる

外気が氷点下になり寒い朝が2・3日続くと・・茎中の水分が凍り

こわれた茎から氷は外へ外へ出てゆき～

地中の水分はまだまだ茎をのぼって凍ってゆき

どんどん氷は伸びて育ってゆく。

そして・・地中の水分も凍るようになると茎もボロボロになり

雪に覆われ・・氷の花は見られなくなる。

冷たい空気に包まれ始めた初冬でしか見られない繊細な花。

赤や黄に染まっていた樹木もすっかり葉を落とし

草花も枯れてしまった冬の山に、十月桜も咲いていた御岳山

夏、可憐な花を見せていたレンゲショウマも実を弾かせ

森の妖精たちは眠りにつき、また来年キレイに咲いてくれるでしょう

静かなお山のそこここに～凛とした冬の花の美しかったこと♬

（連日のお出かけで疲れて更新が滞ってしまいました(^_^;)）