森の妖精
秩父の奥 小鹿野町に森の妖精に逢いにいってきました・・・3月11日
故郷・信州の雪景色とスノーモンキーを撮りに一人旅から帰った翌々日
疲れと筋肉痛をものともせず、白い妖精に逢いたくて
あの棚田を撮った横瀬町も通り過ぎ・・・秩父の街も通り過ぎ・・・
小雨が雪混じりにかわる山の路・・・外気温は3℃・・・
どんどん深い森の中に入ると、北側斜面の『節分草まつり』に辿り着く
ここは日本一のセツブンソウ自生地・埼玉県秩父群小鹿野町両神小森同上
枯葉色の斜面に近づいてみると・・・
わぁ~雪がうっすら降ったかのように
白いちいちゃな花がうつむき加減に咲いている
雨に濡れたからだろうか・・・白く透きとおった花びらは儚げにうつむく
花びらに見えるのは実は萼片なんだそうです。
本来の花びらは退化して、先端が2又に分かれた黄色い蜜腺(ネクター)になって
多数のおしべと共にめしべの周りに並んでいる。
めしべは2~5個あり5月の中ごろに熟し、種子を蒔いた後で地上部は枯れてしまう
中には、一本の茎から二つの花が寄り添ってる双子花もあり・・・
ふつう5・6枚の花びらに見える萼片が八重に重なってるものもある、と
枯葉を分けて説明してくださる地主さんによると、
種が落ちて芽が出るまで数年かかるものもあり
緑色の一年生芽に花芽が付くまで三年~五年はかかってるんだそうです。
中でも緑色の葉が目立つ新種も最近、出始めてる、と教えてくださった。
セツブンソウもカタクリと同じように、Spring Ephemeralと呼ばれている。
*春の妖精・春のはかない命*
キンポウゲ科 セツブンソウ属 Eranthis pinnatifida
Eranthis(エランシス)は「er(春)+ anthos(花)」が語源で ”春の花”の意味です。
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コメント
春さん、こんばんは~☆
バタバタとDB伊豆旅行へ旅立ってしまい
帰ってからも、流石に疲れてお返事が遅くなってしまいました。
やっと昨日デジ発表したので、これから
春さんの「春雨」ゆっくり拝見しますね^^
ずっと雨シリーズですね。
投稿: 甘栗 | 2012年3月19日 (月) 19時09分
甘栗さん、今晩は
節分草良いですね
何か日本文化が漂う感じがします
埼玉小鹿野町ですか
行ってみたいですね
諦めて
何所近くで見つけてみようと
有るわけ無いか
DB作品期待して待っていますよ
作品一つ作りました
春 雨 です
春が来た
投稿: 春が来た | 2012年3月14日 (水) 22時16分
ソングさん、こんばんは☆
この節分草の事が載ってる新聞をみてから
この日に絶対逢いに行きたくて
いろいろ検索してたら去年のソングさんの記事を見つけて
参考にさせてもらってたんですよ。
ちょうど震災の日だったんですね・・・
速いのか…まだなのか…
この雨に濡れたはかなげな花を見て
時の経つのを感じてきました。
本当の意味で「春の花」になるといいですね。
投稿: 甘栗 | 2012年3月13日 (火) 22時09分
わぁ~mugiwaraさん、こんにちわぁ♪
先日は写真展に押しかけて図々しくお写真まで有り難うございました。
その上、私の一番お気に入りのフォトハガキもくださったのに…
相変わらずばたばたしててお返事も差し上げないで、申し訳ありませんでした^^;
こんな勢いだけで撮ってる私の所まできてくださって恐縮です~
でも、と~っても嬉しいです。
今、このセツブンソウでDBを編集中ですが
先週、行った志賀高原のスノーモンキーも
この後、DB伊豆交遊旅行から帰ったら編集するつもりですので
ぜひmugiwaraさんには、温泉に入る野生のお猿さんをお見せしたいです♪
出来たら、お知らせしますね。
投稿: 甘栗 | 2012年3月13日 (火) 22時02分
こんにちは。
昨年よりたくさん咲いてるようですね。
昨年ここで節分草を撮った後、帰り道であの震災に遭遇したんです。
車で移動中の出来事でした。
もう1年経ったんですね。
投稿: ソングバード | 2012年3月13日 (火) 16時24分
こんにちは
きれいな妖精ですね。
甘栗さんの撮影テクニックで、より美しく表現されているように思います。
投稿: mugiwara | 2012年3月13日 (火) 12時01分