「桜ん坊」と「サクランボ」
以前、サクランボの木を植えた時に「桜と桜桃の違い」について
後日きっちり記事にすると書いたので(5月6日・遺言の木桜桃を植樹)
今日はそこんとこをきっちり書くことにします・・・その前に
思い出さくらを・・・
桜の花って・・・みんな下を向いて咲いてますよね~
ところが、昨日この桜に実がなっていて・・・
可愛い小さな桜の実が、みんな元気に上を向いてるじゃ~ありませんか!
これは桜の実だから、さくらん坊・・・美味しいサクランボとは違います。
牧野富太郎博士は、著書『植物一日一題』で
『桜桃』についてかなり、ややこしく記述され、怒っておいでです。
桜桃は、中国の特産で日本にはない・・果樹であって花木でもない
花はたいして観るに足りないが、しかし実は熟して食用になる
桜桃の実は円くて瓔珞の珠のようだからと言うので、桜になり
後に中国では桃は不老長寿の実だというので、
それを付けて桜桃・オウトウとした・・桜桃は支那実ザクラである。
これを日本の桜と同じ漢字を使ったのが間違いのもとである。
元来日本のサクラは日本の特産であるから漢名はないはずである。
ゆえに日本のサクラは仮名でサクラと書くべきで桜と書くのは反則だ。
欧州産のSweet Cherry(西洋実ザクラ) の樹が山形県下などで
良く成長して、市場に出て来て、これをオウトウ・桜桃と呼んでいる。
日本のサクラを表さんとすれば・・Japanese Flowering Cherryである。
博士はかなり怒って、園芸家・学者の罪である、とも書いていますが・・・
私は、この桜の漢字好きなんだけどな~~~♪
現代では漢字は中国の字だけではなく、日本の字でもあるわけだし・・・
日本にしかない字もあるし・・・漢字は和字になっているんじゃないかな~
サクラの実を「さくらん坊」 桜桃の実を「サクランボ」
似てるけどまったく違うものだと知っていれば、イイんじゃないかなぁ~♪
だって可愛い呼び名ですものね~そこんところ、ヨロシク!!
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