春風にそよぐ~マツバウンラン~
春になると、芝生にそよぐ青い小さな花・・・マツバウンラン
初めて見た時も、去年も、いつもこの花に気付くのは・・・
お隣の大規模マンションの敷地に手入れの職人さんが入ってる時
棟と棟の間には植栽が季節を通して花が咲くように配置してあり
剪定・消毒・芝刈り…と季節ごとに手入れがされている。
この日も、買い物に行こうと通りかかるといつものように端から芝刈りの音
バス通り沿いの芝生に目をやると・・・松葉雲蘭がたくさんそよいでいる
この1㎜くらいの細く長い小さな花を撮るのは、風のない日でないと撮れない
昨日はものすごい強風だったけど、幸い今日はほとんど揺れてない・・・
シメシメ・・・今がチャンス、とカメラを取りに戻ってパチリ
あぁ~間に合った!!芝刈りはすぐそこまで来てたけど、今年は上手く撮れた!!
蘭の名前が付いているけど、蘭科ではなく「ゴマノハグサ科ウンラン属」
地面を這うように広がる葉をみればゴマノハグサ科だと分かるのですが
毎年芝刈りにあってしまうので、甘栗は葉にお目にかかったことがない。
この花はとっても不思議で雄しべや雌しべが見当たらない
でも虫はちゃんとやってくるらしいのです、甘栗はやったことがありませんが
虫たちの入り口を見つけた人もいるみたいですよ~ひっぱたり、切り刻んだりして
そうしたらちゃんと中には雄しべと雌しべがあったんですってぇ~
『仮面状花冠』と言うのだそうです。
この小さい花を撮るのはこれが限界・・・ちいさな花ほど撮り手の未熟さを
春風のように爽やかにすり抜けていってしまう、微笑みながら。
『花は黙っています。それだのに花はなぜあんなに綺麗なのでしょう
・・・そして一寸も変わらぬ清楚な姿で、ただじっと匂っているのです』
牧野富太郎博士の言葉のように、野に咲く花を慈しみたいですね。
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