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2011年1月27日 (木)

鳥撮り~荒川源流編

予告の『ミソサザイ』と『ルリビタキ』について・・・

先日の「三十槌の氷柱」で出会った野鳥2種類のうち先ずは

『ミソサザイ』

Img_3574 

氷柱の前の岩にちょこんと居るの・・・わかるかな~・・・

赤茶色の地味な小さな鳥

少し大きくしてみよう・・・

Misosazai

あんまり変わらないかな~真ん中で尾っぽをピンと立ててる鳥

~みそさざい ちっというても 日の暮るる~

                             ≪一茶≫

スズメ目ミソサザイ科ミソサザイ属 

Troglodyters toroglodyters とは「岩の割れ目に住むもの」の意味。

日本の野鳥の中でもキクイタダキと共に最小種のひとつ。

また古くから知られている鳥で古事記や日本書紀にも登場する。

アイヌの伝承の中にも登場する・・・

人間を食い殺す熊を退治するために、ツルやワシも尻込みする中で

ミソサザイが先陣を切ってクマの耳に飛び込んで攻撃をし、

その姿に励まされた他の鳥たちも後に続き、サマイクル神も参戦し

ついに荒熊を倒したと伝えられ、小さいけれど勇敢な鳥と讃えられている。

Photo

西洋ではミソサザイの事を「王様」とか「年より」と呼ぶそうです。

ギリシャの哲学者曰く・・・弱々しいけれどチャッカリ屋で器用で

暮らしぶりが楽々としているから・・・と言うところから。

体に似合わず甲高い声で、チリリリリリ~チリッチリッ・・・と

谷間にこだましていたけれど、姿はとても地味で王様とは程遠かったけど

西洋にも似たような逸話が残っているようです。

鳥たちが集まって、一番高く飛べたものを自分たちの王にすることにし

ワシは太陽まで昇って行き、戻ってくると自分の勝ちを宣言した。

ところがミソサザイは、私はもっと高く昇ったと主張。

・・・どこかで聞いたことのある話・・・・・

ミソサザイはワシの首につかまって一緒に太陽まで昇り

ワシが一番高い所まで達した時、ミソサザイはぴょんと跳ね上がったから

自分が一番だというのです。。。十二支のネズミみたい。。。

鳥たちはミソサザイを王と認め王冠をさずけました。。。とさ。

反対に、森の王に立候補したミソサザイが、森の王者イノシシの耳に飛び込んで

見事にイノシシを倒したものの、こちらは誰も森の王とは認めてくれなかった。

という寓話もあるくらい。。。古くから身近な鳥だったんですね~

甘栗はこの奥山まで来て、初めて出会い初めて知った鳥でしたけどね(*^^)v

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