鳥撮り~荒川源流編
予告の『ミソサザイ』と『ルリビタキ』について・・・
先日の「三十槌の氷柱」で出会った野鳥2種類のうち先ずは
『ミソサザイ』
氷柱の前の岩にちょこんと居るの・・・わかるかな~・・・
赤茶色の地味な小さな鳥
少し大きくしてみよう・・・
あんまり変わらないかな~真ん中で尾っぽをピンと立ててる鳥
~みそさざい ちっというても 日の暮るる~
≪一茶≫
スズメ目ミソサザイ科ミソサザイ属
Troglodyters toroglodyters とは「岩の割れ目に住むもの」の意味。
日本の野鳥の中でもキクイタダキと共に最小種のひとつ。
また古くから知られている鳥で古事記や日本書紀にも登場する。
アイヌの伝承の中にも登場する・・・
人間を食い殺す熊を退治するために、ツルやワシも尻込みする中で
ミソサザイが先陣を切ってクマの耳に飛び込んで攻撃をし、
その姿に励まされた他の鳥たちも後に続き、サマイクル神も参戦し
ついに荒熊を倒したと伝えられ、小さいけれど勇敢な鳥と讃えられている。
西洋ではミソサザイの事を「王様」とか「年より」と呼ぶそうです。
ギリシャの哲学者曰く・・・弱々しいけれどチャッカリ屋で器用で
暮らしぶりが楽々としているから・・・と言うところから。
体に似合わず甲高い声で、チリリリリリ~チリッチリッ・・・と
谷間にこだましていたけれど、姿はとても地味で王様とは程遠かったけど
西洋にも似たような逸話が残っているようです。
鳥たちが集まって、一番高く飛べたものを自分たちの王にすることにし
ワシは太陽まで昇って行き、戻ってくると自分の勝ちを宣言した。
ところがミソサザイは、私はもっと高く昇ったと主張。
・・・どこかで聞いたことのある話・・・・・
ミソサザイはワシの首につかまって一緒に太陽まで昇り
ワシが一番高い所まで達した時、ミソサザイはぴょんと跳ね上がったから
自分が一番だというのです。。。十二支のネズミみたい。。。
鳥たちはミソサザイを王と認め王冠をさずけました。。。とさ。
反対に、森の王に立候補したミソサザイが、森の王者イノシシの耳に飛び込んで
見事にイノシシを倒したものの、こちらは誰も森の王とは認めてくれなかった。
という寓話もあるくらい。。。古くから身近な鳥だったんですね~
甘栗はこの奥山まで来て、初めて出会い初めて知った鳥でしたけどね(*^^)v
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