炎天下でまどろんで咲く花・・・昼顔。
夏の花といえば向日葵・ひまわり
元気色の黄色の花びらを灼熱の太陽に向って、アチコチで咲いています。
もう一つ、夏の野の花と言えば・・・≪昼顔・ひるがお≫を挙げておきたい。
朝に咲く朝顔~夕方に咲く夕顔~そして・・・昼間咲く昼顔。
実に単純明快なネーミングゥ~
くるくる細く捩れている蕾がパ~ッと漏斗状に咲く様は、いろんな表情を見せる顔のよう
朝のさわやかな顔・・・夕方の優雅な顔・・・昼の顔はどんな顔?
真夏の強烈な陽射しの中で、いかにもまどろむように咲く昼顔
これは雨上がりの散歩で生垣に絡みつくように咲いているのを撮ったもので
夏の炎天下でまどろんで咲いている・・・のではないけれど~
派手さはないこの夏の野の花・昼顔の淡い桃色が、八月の誕生色『夢見昼顔』なんです。
真夏の野に、昼顔の儚げな淡い桃色の花が、
炎天下でも決して萎れることなく咲き続けているのを見ると
暑さを避けて木陰でまどろみながら、
まぶしい夢を見続けているような気がしてホッとします。
よく似たコヒルガオ・小昼顔も沢山の花を咲かせますが、ほとんど種子がならない・・・
種が出来ないで、どうやって増えているんでしょう~
フェンスや生垣に絡み付いて、ツルは何にでも巻きついて
始末の悪い雑草扱いされているくらい繁茂しているのに・・・
答えは地下茎にあり!
地下を横走する白い地下茎から芽をだして、どんどん伸びる
小さく千切れても、そこから芽を出して、どんどん伸びる
植木の根土に混じって運ばれて、芽をだして絡み付いて、どんどん伸びる
宅地開発や埋め立てなどで、土の移動と共に分布を広げてきた昼顔。
今、アチコチの道路で水道管の交換工事をやっている
炎天下で作業する人々の姿と、この昼顔の薄桃色の淡い花の姿が
ふと結びついてしまうのは、共に地下を貼り巡る命の繋がりだから・・・
たくましい地道な作業に頭が下がります。
炎天下でも見る夢がありますように・・・♪
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