ゲリラにやられた鬼・薊。
5月末にユキノシタやドクダミを撮っていたら~
いつの間にか強い草がはえているじゃありませんか!
もしや、これは・・・葉の先端に鋭い棘もあるし・・・
このままにして・・・どんな花が咲くか見てみよう!
6月になると・・・こんなトゲトゲで武装した蕾がたくさん付いている。
葉の先端にも1cmくらいの長い棘が付いている。
これはやっぱり鬼薊かも・・・
ところが7月に入って梅雨も末期、激しい雨が降って・・・
1メートルにもなっていた茎が、地面から15センチくらいのところで折れてしまった。
棘で武装した蕾もたくさん付いていたのに~折れたままにしておいたら
やっぱり鬼はたくましいよね~地面に横になったまま~
折れた先で一輪の薄紫の花が咲きだした。
これは、折れたのを足で蹴り上げて壁にもたれさせているところ・・・
お行儀が悪いですが、茎も葉も花も全部に鋭い棘があるので、
バラ用の皮の手袋でも刺されてしまうので、
チョイとスニーカーの甲でヨイショっと起した訳。
棘多き葉とは裏腹に、紫紅色のうつむいて咲く花はふさふさのイソギンチャクみたいで
可愛く、対照的でしおらしく、うつむき加減の花色は優しい。
サボテンにも、バラにも棘がある・・・なんでかなぁ~
動物に食べられないように身を守るため?
でも、蝶や蜂やいろんな昆虫は良く訪ねて来るみたいだし・・・
「薊・あざみ」の語源は「あざむ」からきているらしい
「あざむ」とはびっくりすること。「かわいいな」と思って摘もうとすると、
棘が刺さってびっくりしたから、そう呼ばれるようになったのかも。
ゲーテも「野ばら」の詩の中で・・・摘もうとした少年に
「折るなら刺します。
いついつまでも お忘れないように。
けれどわたし 折られたりするものですか」
と赤いバラは言い。。。
「わらべはみたり♪」で始まるシューベルトやウェルナーの訳の合唱曲でも
手折りて行かん 野中のばら
手折らば手折れ 思い出ぐさに
君を刺さん
紅におう 野中のばら
結局、折られてしまった赤い野ばら・・・
ウチの裏にひっそり?しっかり棘の葉を広げていた鬼アザミも、
先日のゲリラ豪雨にやられて折れてしまった。。。
折れただけで、まだ繋がっているので、どこまで咲いてくれますか、
もう少しそのままにして様子を見ることにしましょう!
山地の明るい場所に生える多年草が、
家の裏の忘れられた砂利に生えてくれたのだから。
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コメント
magamikさん、こんにちは。
鬼アザミ、やっぱり少し萎れてきちゃいました。
鋭い棘で武装しても、ゲリラ豪雨には勝てないんですね。
なんとか復活してくれることを願って、もう少し様子見てみます。
ノアザミくらいの棘ならいいんですが、
1.5cmもある長くて鋭い棘がいっぱいなので、とても手折れないです
多年草と言う事は、また来年咲いてくれるかも・・・
そうしたら支柱をたてて満開のアザミの花を見れますね
投稿: 甘栗 | 2010年7月14日 (水) 16時13分
おはようございます。
鬼アザミがお家の裏に生えたのですか!?
花がとても綺麗ですから、摘んで飾りたいのですが、
何せ棘がきつくて、素手ではとてもとれませんものね。
アザミの語源もよくわかりました。
もう少しおいてあげてくださいね。
magamikからもお願いします。
アザミ大好きですから・・・。
投稿: magamik | 2010年7月14日 (水) 10時33分