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2010年2月25日 (木)

☆星の瞳☆と呼ぼう!!・・・オオイヌノフグリ

まだ寒い北風が吹く陽だまりに、この空色の可憐な花が咲いている。

この花に出会うと、寒い冬から解放されるような喜びを感じる

野の花の中で、ホトケノザと共に春告草と言っても良いのでは!

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オオイヌノフグリ・大犬陰嚢
ゴマノハグサ科クワガタソウ属ヴェロニカ
ユーラシア、アフリカ原産

春先の地面をいち早く瑠璃色におおいつくす小さな花
日本中どこにでも見られるおなじみの雑草ですが、
明治時代にやってきた帰化植物。

もともと日本には「イヌノフグリ」と言う2~3mm.の淡いピンクに赤紫の筋がはいった小さな花があり、その実が犬のフグリ(陰嚢)に似ていることから昔の人が名付けたそうです。

そのイヌノフグリよりも大きい花なので「オオイヌノフグリ」と呼ばれているそうな。
花がちょっと大きいからって、もうちょっと違う名前をつけてほしかったなぁ~

もっとも、この花にふさわしい名前をつけてあげようと言う試みもあったようで・・・「瑠璃唐草」「瑠璃鍬形」とか、最も良い名前 『星の瞳』 とかもあったようですが・・・どれも定着しなかったようです。

夏のヘクソカズラにしても可愛い花にちなんで「早乙女蔓」と言うのは定着せず、インパクトの強い名前が残っていくんですね。

しかし、植物に限らず鳥・虫・魚などの古人のネーミングのセンスは、実に言い得て妙なものもあり関心しますが・・・

当の本人?達はもの言わず抗議する術もないので、春を告げるこの小さな花を、甘栗は『星の瞳』と、今日から呼ぶことにします!!

花言葉:誠実・清浄

俳句の世界では春の季語として「いぬふぐり」として使わます。

~ いぬふぐり 星のまたたく 如くなり ~ <虚子>

ほとんど見かけなくなった日本古来の「イヌフグリ」も見てみたいものです。

また、オオイヌノフグリの花色も一見同じようでも、多少の濃淡はあるらしく、この日も薄紫の花も撮りましたが、写真を見ると同じ空色に映っていて、やっぱり見た目通りにはカメラは写せないらしいことを再認識。
ピンク色のもあるらしいので、さすがにピンクなら写せるかも!

夏まで咲いているので、在来種と共に探してみましょう!!
5月くらいから実をつけるようなので、ほんとうに犬のフグリ(陰嚢)に似てるのか写真に撮ってみましょう!!

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