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2010年2月27日 (土)

春告草・・・ハコベ☆Stellaria☆

2月も終わり頃 足元を良く見ると、
小さな春告げ草が 大地から顔をだしている。
真っ先に芽吹くのは、雑草と呼ばれる野の花たち。

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繁縷(ハコベ) ナデシコ科

春の七草のひとつ「ハコベラ」はこのハコベの事。
万葉集に、波久倍良(はくべら)の名で登場してることが語源
茎が良くはびこり、種が落るとその年のうちに芽が出て繁茂するから、
「はびこりめむら(蔓延芽叢)」が変化して「はこべら」と呼ばれるようになったという説もある。

漢字の「繁縷」は漢名。
茎の中に目立つ筋(縷・る)があることから。

学名:Stellaria media
            stellaria (ステラリア)はラテン語の「stella・星」が語源。

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この春の訪れとともに茎を伸ばし、小さな(5mm.)白い五弁の花の中にも星を見つけたんでしょうね。

日本でも、朝日を受けて開くことから「朝開け」転じて「朝しらげ」とか「日出草」の別名があります。

世界中の古人は、この目立たない小さな花を、
本当に、よく見つけ観察したものだと、感心させられます。
それだけ野草が身近にあったということも言えますが。

七草粥に入れて食べたり、戦時中はおひたしにして良く食べたそうです。
江戸時代には火にかけて水気をとったハコベに塩を混ぜ、さらに煎って作る
「ハコベ塩」を歯磨き粉に使っていたようです。

英語では「chickweed・鶏の草」
昔から人も鳥も好んで食べたんですね。

~カナリアの 餌に束ねたる はこべかな~
                   < 正岡子規 >

花言葉:待ち合わせ・ランデブー
     (ハコベを好んで食べるヒヨコたちが、この花に集まってくることから)

身近に咲いている野の花を良く見ると、こんなにも足元に、発見と感動が満ちているんですね~

甘栗は、先日の「星の瞳・オオイヌノフグリ」とともに
 ハコベも春告草に加える事にしますぅ~♪

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