« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »

2009年12月

2009年12月31日 (木)

年越し満月

200912_139r_2 

2009年十二月三十一日 

大晦日の午前中はうす曇から薄日が差す、小春日和
午後寒気団の風が粉雪を舞わせ、
日暮れ時、ぴたっと止んだ空に
東の積乱雲?から白いでっかい満月

買出しに出た、大型スーパーの開けた駐車場から、携帯電話で
091231_173301

雲間から、冴え冴えの満月
コンデジもデジイチも置いてきたので、この二度と無い瞬間を
写メールで、自宅のパソコンに送ってみた・・・

月にうす雲が輝く瞬間を撮りたいと、ずーっと願っていた

大晦日に粉雪をチラつかせた寒気の雲は、すっかり消え

年の瀬の夜空は晴れ渡って、年越し満月は2010年へと繋がってゆく。

大晦日の大晦は「おおつごもり」とも読みます。
「つごもり」は「月隠・つきこもり」が訛ったもの、と。
甘栗のバイブル「美人の日本語」から・・・
『旧暦では、新月の日が一日ですから、月の終わりは月が隠れてしまうという意味で「つごもり」と言う。』と。

一年の最後の日「大つごもり」が「月隠」どころか、「大満月」
200912_140r_2
ホワイトバランス・くもりモードで金色に輝く満月!

年越しが満月で、新しい年へ満ちて繋がる!

2010年の夜明け前、満月は少しずつ欠け始める
日本史上初の元旦月食の始まり!
欠け方は8%と少ないけど、見てみたいなぁ~!

逢えるかな?!・・・起きれるかな?・・・寝ないでいれるかな?

| | コメント (0)

2009年12月29日 (火)

12月の花暦・・・ツワブキ

花暦とは、月ごとに咲く代表的な花

大百科事典によると、12月の花暦は「枇杷」と「石蕗・つわぶき」

確か、先月近所のツワブキを撮ったはず
095r

これでも綺麗なところだけ、トリミングしてみた

キク科の多年草
よほど美味しいのか、黄色い花びらは食べられてるのが多い
096r

菊花も食用だし、このツワブキの茎もふき同様「キャラブキ」と呼ばれ食用になる
フキが夏緑性なのに対し、ツワブキは常緑性

ツワブキの名前は、「艶のある葉のフキ」と言う艶葉蕗(つやばぶき)
097

今日、石蕗(ツワブキ)の花後を見る事ができた

12_135r
タンポポのような綿毛になっていた
これも余所の御宅の庭先から「撮ってぇ!」とばかり腕を伸ばしていた

花と葉と綿毛
一体にして撮れなかったのは、それぞれ違う場所だから・・・

余所様の庭先にカメラを向けるのは、憚れるが
道路側に顔出しているんだから、すばやくパチリ!

12月の花にしては、すでに綿毛になっているのに・・・
これも風情があって、良いのかもしれない

中国で作られた花暦が、江戸時代に渡来し、日本の風土に合うように作り直されたとか。

江戸時代と現代の花暦を比べてみると、同じ花はなく
中国の花暦とも、違う。

江戸時代の花暦を並べてみると・・・
一月・松、2月・梅、3月・桜、4月・藤、5月・菖蒲(あやめ)、6月・牡丹、7月・萩、8月・薄(すすき)、9月・菊、10月・紅葉(もみじ)、11月・柳、十二月・桐。

なんか、どこかで見た事あるような・・・!
花札の「花」じゃないですか!!

江戸時代、賭博札が禁止されたあと、抜け道として作られたのが花札、なんですって!!

なるほど~、面白いですネェ~♪
江戸時代、最も身近にあった花や木なんでしょうね。

ちなみに、来月一月は「梅」と「福寿草」

ツワブキの花言葉は「困難に負けない」

今の日本に贈るぴったりな言葉ですね。

| | コメント (0)

2009年12月28日 (月)

今年最後の十三夜月

一年のうちで、最も夜が長いこの時期
お月様は、昼の早い時から
青いお空に浮かんでいます。

師走の十三夜月の今日
午後3時ごろには、東45度の空に、早お出まし

200912_13728r

いつもの「こよみのページ」によると
 月の出は13時05分、月の入りは02時46分・・・と、ある。

思わず、早っ!!と、小さく叫んでしまった。
と言う事は、日の出の06時49分まで、夜空はお星様だけ☆

さらに、16時36分の日の入りまで、青い空には
東にお月様・・・西にお日様。

見上げたお月様も、太陽も、同じくらいの大きさに見えますねぇ~
太陽のほうが、ずぅーっと大きいのに・・・

日食(7月22日)の時にも少しふれたけど、それは
「太陽は月の約400倍の直径をもち、月の400倍遠くにある」から

なんて、素敵な偶然!
なんて、神秘的な数!・・・400倍!
「太陽と月」のセンス・オブ・ワンダー(7月29日ブログ)・・・美しいもの、不思議なもの、神秘的なものを見つけ、喜んだり驚いたりする「感じるこころ」不思議感をいっぱいにして、身近な小さな自然を拾い集めて、ほくそ笑む

今日も年満月ならぬ、日満月・にちみつづき!になりました。

こらからどんどん膨らんで、満月になるのは、年越し

その上、初日の出の前に、
日本史上初の「元日の月食」が見れるそうです!

朝日新聞の夕刊に詳しく載っていました。
元日の月食の見え方
 欠け始め 3時51分
 月食の最大 4時22分
 月食の終わり 4時53分

部分月食で、最大8%ほどだけど、見てみようかな?!
見れるかな?・・・っていうより、起きれるかな?

| | コメント (0)

2009年12月26日 (土)

師走の鳥「コゲラ」

年内の余白も少なくなり
師走の慌しい喧騒は、どこか遠くに

最近、めっきり老け込んだ愛犬との散歩中
忙しく木の幹を叩くものあり

12_113r

見ればクスノキの幹を、せわしく啄ばむ小さな背中

そーっと近寄ってみると
12_115r

ぷっくりしたキツツキの仲間「コゲラ」の背中
コゲラは小さなキツツキ「小啄木鳥」と書きます。

キツツキの仲間は警戒心が強いので、これ以上近づくのは止めておこう

12_118r
横向きの鋭い嘴で、幹を叩いている姿を撮りたかったが・・・
逃げてしまいそうなので、止めにしたけど、
コゲラだけは人の存在を気にせずに、近くの木でせわしなく木で餌を採っていることが多いらしい。

キツツキ目キツツキ科 留鳥
英名:JAPNESE PYGMY WOODPECKER

その名のとおり、日本の小さなキツツキという意味だけど、中国や朝鮮半島にもすんでいるらしい。

そうね、師走だもの
忙しいよね、キツツキだって
いえいえ、師走だから忙しい、なんて言うのは人間だけ

一日の終わりは、明日の始まり。
一年も、また同じ。
12月は新しい年の始まりの助走。
「師走」と呼ぶより、十二月の異称「年満月」となれば
年が終わる、忙しさや慌しさ・寂しさを
様々な思いや出来事が満ちてゆく。

年賀状もこれから
大掃除も手付かず
やらねばならない事は、最低限に
楽しい事、興味がある事のみに力を注ぐ。

鈍感力と想像力を駆使すれば
一年の締めくくりの十二月「しはす」は、ほんのり満ち足りた思いで過ぎてゆけそうだ!

さあ!「花丑」から「花寅」へ!!

| | コメント (2)

2009年12月24日 (木)

Merry X'mas !!

             メリー・栗スマス

12_061
地域の飾りやイルミネーション?をピックアップ?

豪華で手の込んだ飾りは都会に任せて、地元の頑張ってる飾りを撮ってみたけど・・・どこを撮っても、ショボイ!・・・なんて言わないで!

12_054r

甘栗家の玄関先のツリー

コニファーにブルーで謙虚に飾りつけ

家ごとそっくり飾りつけしている御宅もあるけど、そんなには出来ません!

はなちゃんも、ゆっくり日向ぼっこ。

今日は少し寒さも緩みました。

サンタさんの到来には調度良い天気。

12_06612_074r

夕飯の後、はなちゃんと散歩で・・・
「なんだ、こりゃ!」・・・「ふぅ~ん」とでも言ってるような、はなちゃん

12_091r

T市の駅前のブルーツリー

今年も、あと一週間

たいへんだぁ~!

年賀状作りに、大掃除!

焦る事はありません。
2009年から2010年になっても、同じ一日がやって来るのですから。
一日、一日、毎日が元気で楽しくあれば、それだけで。

| | コメント (0)

2009年12月22日 (火)

冬至の月・・・地球照

冬至の今夜の月は、上弦の月「弓張月」
今まで通り、Mマニュアルで撮った今夜のお月様。

200912_077r

冬の澄んだ夜空に浮かぶ三日月を、よく見てみると・・・
月の細く輝く部分の他に、かすかに青白い光の中に
薄墨月の模様が見えます。

それを撮ってみたいと、急に思い立ったので
久しぶりに、お月様の登場です。

それは、月を照らす地球の光・『地球照』

200912_080r
地球に照らされた、月の姿なのです。

新月や三日月の際、地球から反射した太陽光が、月の暗黒面を薄明るく照らしているのです。
地球の照り返し・地球回照光・地光。

「こよみのページ」によると・・・
満月の夜が明るいのは、太陽に照らされた月が反射した光で地球の夜の部分を照らしているからですが、これと同じ事が月でも起こっています。
新月に近い頃の月から地球をながめると、満月のような形に見えます。
月の陰の部分を照らし出していたのは「満月のように輝く地球の光」だったのです。

甘栗のカメラの腕が未熟なので、横に写っている緑の弧は夜空のものではありません。

たぶん、外灯の下で撮ったので、レンズに余計な光が反射して入り込んだのかもしれません

なんだか不思議な感じですね。
遥か遠くの宇宙の中で、一番近いお月様。
毎夜、見上げれば、満ちたり欠けたりする姿がある。
その陰を照らしているのが、地球だなんて!
その陰に地球の輝きを写しているなんて!!

暗い宇宙を旅するパートナー・月を、地球が照らしているなんて
嬉しくなっちゃいますね

| | コメント (0)

2009年12月21日 (月)

寒波襲来!

寒い朝、きりりと輝く初霜の潔さに身も引き締まる思いがします。

12_088

寝ぼけ眼で、出かけたワンコとの朝の散歩

シャッキーン!と頭も冴え渡り

ピリリと氷のような空気が頬をさす

足元には、緑色の小さな葉や枯葉にも、霜の縁取りが・・・

12_089

駐車場の車のフロントガラスにも

霜の花が。

12_089r

雪の結晶のように、花が咲いています。

雪国からは、大雪の便りも届きます

091217_08240001_3

大雪お見舞い申し上げます

| | コメント (0)

2009年12月19日 (土)

初・霜柱

今朝の冷え込みは、この冬一番。

花も少なくなり、秋色の葉もすっかり落ちて
冬色の景色の中で、写真に撮れるものがないなぁ~

いえいえ・・・
冬には冬の、空からの贈りものがありました。
雪こそ降らないけど、氷や霜・霜柱があるじゃない!

12_077

霜柱・英語でneedle ice
針のように細い氷の集まりが、地表を押し上げて、
12_079
滝の様でもあり・・・テグスか緑豆春雨のようでもあり・・・

地中の水分が凍ってできるもの
だから頭に土粒子を載せています。

霜は大気中の水が凍ってできるので、霜柱とは生成機構が異なります。

雪に覆われた大地がほとんどの古里では、霜柱を見た事がありませんでした。

上京して、寒い朝に霜柱をサクサク踏みながら歩く楽しさを初めて知ったっけ。
娘と手を繋いで歩きながら、わざわざ公園の霜柱を踏み荒らして、幼稚園に通ったっけ。

そうなのです。
土があるところなら、どこでも霜柱が発生するか、というとそうでもなさそうです。
関東ローム層の土粒子の大きさが、霜柱の発生に調度良いそうです。

200912_031

また、水は凍る時、異物を吐き出しながら凍ろうとするそうです。
それでこんなに透明で綺麗な氷柱になるんですね。
だから頭に土の粒を載せているんですね。

氷の結晶は六角柱、雪の結晶と同じ。
マクロレンズで撮ったけど、六角柱かどうかは分からない。

アングルを変えて、霜柱の一本を取り出し、断面を撮れたら
六角形だったのだろうか・・・?

これから冬の始まり・・・
機会があったら、実験してみましょ!

| | コメント (0)

2009年12月18日 (金)

庭にも竜が・・・

「今年は竜にしといたよ」と、いつもの庭師のおじさん。
中国じゃぁ、植え込みを良く竜に仕立てるんだよ、と。

小さな狭い甘栗庭は、庭師にお願いするまでもないんだけれど、ツル薔薇が元気良すぎて手に負えなくなって、5年ほど前から年一度だけ、さっぱりと散髪に来てもらっている。

12_051

右が頭で、背中の山が二つ三つ、いいだろぉ~?!と、ご満悦

0845_121

春、満開のツル薔薇たち。
元気なナニワイバラは、一重の真っ白い花びらがハート型で8センチくらいの大輪
良く、椿ですか?なんて声をかけられます。
イバラって言うくらいだから、棘がすごいです。

中央は黄木香バラと白木香バラ

右側のは、少し送れて咲くピンクのツル薔薇・・・挿し木で友人からもらったので名前がわからない。

みんな一季咲きなので、にぎやかなのは春のみ。
来春には、満開の薔薇で装った竜になっていますかどうか?

「竜」と言えば、3年前、母娘で訪れた京都「天龍寺」で面白い話を聞いたのを思い出しました。

法堂「雲龍図」・・・パンフレットより
Img180

Img181

この「八方睨み」の雲龍図

加藤又造画伯は何を模して描いたのか?

角は、鹿

目は、兎

顔は、駱駝

耳は、牛

手は、虎

爪は、鷹

鱗は、鯉

お腹は、大蛤

全体は、海老

・・・と、おじさんがぐるりと回りながら説明してくれました。

甘栗は、ニョロは超苦手なんだけどなぁ~・・・縁起の良い竜なら良しとしましょう!

| | コメント (0)

2009年12月16日 (水)

とんがり山となだらか山・・・車窓から

高速道路整備の恩恵を受けて、
先日、日帰りで古里へ行ってきました。

道中、群馬県側から、遥か前方に真っ白な冠雪山が見える。
富士山のわけないし・・・浅間山だろうか?
と言うのも、上信国境の長いトンネルを抜ける前から見える事はほとんど無い。
それほど、県境の山の後先では天気がまったく違うのです。

こちらが雨なら、あちらは晴れ。
あちらが雨なら、こちらは晴れ、と言うように。

今日はあちらも、こちらも薄曇りで同じ天気だから見えてるんだね。
真っ白いなだらか山

12_030

ごつごつした妙義山の横に真っ白な浅間山がキレイです。
優美な姿とは裏腹に
♪浅間はことに活火山~♪
と、県歌に歌われています。

県歌「信濃の国」は六番まであり、すべて歌えば信州「信濃の国」の地理・歴史、全貌が解る・・・と言うスゴイ県歌なんです。

一番と二番を紹介しておきましょう!

<一> 信濃の国は十州に 境連なる国にして
     そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し
     松本 伊那 佐久 善光寺 四つの平は肥沃の地
     海こそなかれもの沢に 万足らわぬ事ぞなき

<二> 四方にそびゆる山々は 御嶽 乗鞍 駒ケ岳
     浅間はことに活火山 いずれも国の鎮めなり
     流れ淀まず行く水は 北に犀川 千曲川
     南に木曽川 天竜川 これまた国の固めなり

浅間山が見えると、二番をいつの間にか歌っています。

県境の10本のトンネルを抜けると、やっぱり浅間山は雲の中でした。

ごつごつしたとんがり山の妙義山も、通るたびに圧倒されます。

12_035

急勾配の斜面と尖った姿が特徴的で、日本三大奇勝の一つ。
日本百景にも選定されている。

今回は助手席から運良くコンデジで撮れました。

妙義山(1104m.)・・・白雲山・金洞山・金鶏山・相馬岳・御岳・丁須ノ頭を合わせた総称

とにかく、我が古里は山国なので
どこから行くにも、1000メートル以上の山を越えて行かねばならない。
実家に行くまでに、高速道路でも20本のトンネルを抜けて行く。

県境は4キロのトンネルの中。
子供の頃は、夏でも霧のかかる碓氷峠をこえて来たものですが
高速道路のおかげで、3時間もあれば着くので、いつも日帰り。

ふるさとは遠くにありて 思うもの・・・

いえいえ、思うだけでは伝わらない。
お土産は、笑顔。

今は、こうしてちょくちょく年老いた親の顔を見に行けます。

| | コメント (0)

2009年12月14日 (月)

冬の光

今夜は、ふたご座流星群

星降る夜に、瞬く光の回廊の写をいただきました。

神戸のルミナリエです。

091213_172046

きれいですね~ うっとり~

一度見てみたい!行ってみたい!と、思いつつ・・・
今年も今日で終わりなんですね~

あの神戸の大震災後、「復興神戸に明かりを灯そう」と始まって、もう15年も経つんですね。

人は何故、明かりに、光に、惹かれるんでしょう~?
昼間は太陽光に、夜は月明かりや星の瞬きに守られているから・・
太古の祖先が火を操る事を覚え、人類は文明を築く事ができたから?

光があふれている事を明るい、と言うけれど
未来に期待がもてる時も、「明るい」って言うよね。

世の中に、社会に、その場所に・・・
そして、心にも「明るい未来」が訪れますように、って願うからなんでしょうね。

光もまた、「人の心を明るくさせるもの」だからなんですね。

新宿を歩きながら撮った、都会のイルミネーションもアップしておきましょう。12_017

12_018r

窓から夜空を見上げてみたけど、雲が多く星は数個しか出ていない。

今夜のふたご座流星群も見れないかも・・・

でも、神戸のルミナリエの写メがあるから、明るく光ってま~す

| | コメント (0)

2009年12月12日 (土)

苔のつぶやき

マクロ・葉っぱ編で「可愛い蕾も発見!」って書いたけど・・・
X3_100mm_161
苔は隠花植物なので、花も咲かないし、蕾も付かないんですよ。
と、教えてくださる方あり。

そーだったぁ~

蕾に見えるのは「胞子嚢」で、
花に見えるのは胞子嚢が弾けた後。
110

身近な植物、特にひっそり咲いている野の花に惹かれるきっかけになったのは、苔と間違えた「モリムラマンネングサ」

2009_090 花の下の苔のような、多肉植物のようなもの

写真を探したが、こんなボケたのしかなかったけど、いちよう雰囲気だけでも・・・

と言うわけで、それから
これ、なんだろう?ちょっとイイ感じ!
って思ったらすぐ写真に撮って、帰ってからPCや図鑑で調べたり・・・が始まったわけなのです。

その時、苔って面白いなぁ~、と苔の本まで買って調べてたのに・・・

ここで、訂正して少し苔について、つぶやいてみましょう!

112

地表や岩の上に、はいつくばるように成長し広がるような植物的なものを苔と言う。

~ように、~ような、~的な・・・と不思議な植物?
というのも、苔には葉も茎もありますが、根っこがありません!

ひょろひょろとしたヒゲのようなもので地面や岩に貼り付いているだけで、他の植物のように、そこから水分や養分を吸い上げているわけではないのです。

苔はどうやって生きているのでしょう?
「霞を食う」っているのです。
体の表面全体から、空気中のかすかな湿り気や、陽の光などを取り込んでいるのです。

究極のエコライフですねぇ~

しかも、すべての緑色植物の祖先なんです。
水中で進化した緑藻植物が約4億年以上前に地上に上陸して、多様な進化を遂げたんですって!

スゴイですよねぇ~・・・コケにしたらアキマセンよ

森林が多く湿潤な国土を持つ日本は、アメリカに次ぐ苔の多い国なんです。

学問的には「蘚苔類」と呼ばれ

  1. 蘚類:ふわふわもこもこしてるスギゴケやハイゴケ
  2. 苔類:ぺたっと地面に貼り付いたようなゼニゴケ
  3. ツノゴケ類:胞子体がツノのような形をしているもの

「蘚」も「苔」も「こけ」と読みます。

「蒴」と呼ばれる胞子体から飛び散った胞子は、ある一定の条件が整うと、肉眼では見えない細い糸状(原糸体)になって広がり、発芽し・・・明日のコケへとつながってゆくのだそうです。・・・『苔とあるく』・田中美穂著より。

コケにする・・・のコケは「虚仮にする」と書きます。
広辞苑によると、ばかにしてあなどる、の意味

苔は、気にして見なければ無いに等しい小さくつつましい存在。

でも、どっこい!
良く見ると、面白く
調べてみると、さらに尊い存在なのです。

乾燥して「死んだふり」はできても、気に入らなければ復活しようとしない、デリケートで気難しいのも苔の特徴

どこかに、そんな親爺がいましたねぇ~

明日、会いに行ってきましょ!

| | コメント (2)

2009年12月10日 (木)

小春と小菊

今年も暖冬なのだろうか・・・
師走も10日過ぎても、小春日和が続いている。

秋の七草の選定にあたり、野菊はどうだろう・・・と、源平小菊を紹介してくださる方がいて、先月調べた時写真に撮っておいた。

135

近くの園芸店のロックガーデン風の店先に咲いていた。

ハルジオンや東菊と同属の宿根草
キク科むかしよもぎ属
ぺらぺら嫁菜・ぺらぺら姫女苑・無休菊・エリゲロン・源平小菊
・・・と呼び名が多い。

[源平小菊]が一般的だし、甘栗もそう呼ぶのが一番好き。
北アメリカ西部が原産地で、外来の園芸種が野生化したらしい。
1949年に野生化が初めて確認されて、ぺらぺら嫁菜と名づけられたそうです。

昔の歌人が詠んだ詩に由来しているのかもしれない。
135_2

「咲き始めの 幼き頃は 桃色に 頬染めて
  咲き進み 花も盛りの時になれば 白無垢になりし候」

また、4月から11月と花期が長いので「無休菊」と呼ばれている。
この陽気だと年をまたいで咲き続けているかもしれない。
それ故、秋の七草に加えることを断念したので、今日の記事にしてみた。

源平の由来は、一つの株から、白とピンクの花が両方咲くことから
紅白の源氏と平家の旗の色から「源平小菊」と名づけられたそうです。

小春日和・・・小さい春と書いて「小春・こはる」は、春の手前ではなく、晩秋から初冬にかけて、穏やかな暖かい日のこと。
小春(こはる)とは陰暦10月のことで、太陽暦の11月にあたる。
この頃の陽気が春に似ているため、こう呼ばれるようになったそうな・・・

小さい秋は「小秋」とは言わないねぇ~!?
♪ちいさい秋 ちいさい秋 みぃつけたぁ~♪
と、歌われるように、季節の中で秋らしいモノや事を言うだけですよねぇ~。

四季のある日本だからこそ、季節にも草花にも、雲や雨の呼び名にも、いろんな言葉や表現があるんですね。

ちなみに小春日和を英語では Indian Summer というんだそうですよ。
やっぱ、日本語のほうが風情がありますよね。

| | コメント (2)

2009年12月 8日 (火)

デジブック「紅に佇む」見てください!

先月訪れた「多聞院」の写真で、デジブック作ってみました。

前回の「秋色を訪ねて・・・」に続き、秋のデジブックコンテストに応募してみました。

少し短くしましたので、ご覧ください。

彩の国にも、こんな紅葉の綺麗なところがあったんだと、
思ってもらえたら嬉しいな。

| | コメント (6)

2009年12月 7日 (月)

発表!私の今年の漢字

清水寺で発表される、漢検主催の「今年の漢字」ではありません。

甘栗の、一年を振り返っての「一字」であります。

2006年から、なんとなく漢字を選定・・・
 2006年・・・「気」
 2007年・・・「和」

2008年からは、漢字と感字・・・「会」と「絆」
 「会」・・年頭に30年振りに懐かしい友と再会、
     故郷の同級会も復活
     新しい家族とも出会い・・・「絆」を深めた年でした。

12_016_2 さて、いよいよ発表します。

2009年の漢字は・・・!

「電」・・・PCやデジイチで電脳生活力

アナログおばさんから、デジタルおばさんに少し近づけた気がしている!

イルミネーションも電飾なので、「電」の写真にしてみました。

102 「感字」・・・そのまま感じた事を一字に。

2009年の感字は・・・

「繋」・・・デジタルなPCを通して、
いろんな人と繋がって、
いろんな所に顔を出して
(ブログ、デジブック、カメラ、シュミート、etc)
逢ったこともない人々から温かい言葉を
沢山かけてもらい、
なんと、心地良かったことか!

蔦の二枚の葉っぱが、
繋がって・・・
少しずつ、少しずつ、上ってゆけたら
豊かな時を過ごせる気が・・・。
人と人との繋がりが一番自分を磨いてくれるから。

X3_100mm_024
          [ナンキンハゼの様々な色の紅葉と黒塾果]

そして今年、甘栗はブログやネットデビューし、
発信する場ができた事で、
考えや感じている事を、文章や文字にするために
たくさんの「言の葉」を探し出せた気がする。

さて、来年はどんな漢字・感字になるのかなぁ~

楽しみですねぇ~

| | コメント (0)

2009年12月 5日 (土)

自然って、おしゃれぇ~!

軸を持って置いたら、不自然・・・?
って、昨日先生に言われて半信半疑だったけど~。

散歩中に証拠写真を撮ってきました。
12_009

街路樹の銀杏の葉っぱが、ほとんど落ちて
植え込みに突き刺さっていて、なるほどー!
みな軸が下で突き刺さって、黄色の花が咲いてるみたい!

軸が上で留まってる葉っぱなんか、ないよぉ。
それじゃぁ、落ちちゃうんだよねぇ~。

さすが先生!すぐ「置いたぁ?」って、見抜かれちゃったもんね。
「だから良く見なさい!って言っただろっ」って声が聞こえそうです。

12_010  12_015

銀杏の木は葉を落とし、すっかり冬木立になったけど
松の生垣に簪(かんざし)をいっぱい挿して、
道路には、黄金色の絨緞を敷き詰めて

自然って、なんて、お洒落なんでしょう~!!

確かに、落ち葉掃きは大変だけど、
雨でぬれて滑るかもしれないけど、

散りゆく、この一瞬・ひと時だけでも
愛でるゆとりが、欲しいものです。

| | コメント (0)

2009年12月 4日 (金)

マクロ終了

本日にて、マクロレンズ入門講座終了!
各々4枚をUSBで提出し、プロジェクターで大画面に映し、
先生の講評を受ける・・・

甘栗の作品の講評はいかに・・・
花ですっ、って言うのは持ってくんなよ。と釘をさされてたので・・・
甘栗なりのマクロ目線、と言う事で4枚選んでみた。

013 1、フレアー・花炎・・・バラの花びらがスカートのフレアーのように燃えてる炎みたいで綺麗だったから。

マクロでは、線は揃っている方がスッキリして綺麗だよ、と。
013r
こんな風にトリミングしてくださった。
決してトリミングすれば良い、と言うことではなく
こういう構図になるまで、近づき体を動かして調節するんだよ!と。

109 2、丸囲・・・棘草なのか判らないが、トゲトゲの枝の向こうにコスモスが丸くボケて良い感じだったので。

おっ、いいねー。ちょっと枝が多すぎるね、枝一つだけにすれば雫も目だったのに・・・

えっ、雫ありましたかぁー?

なんだ、知らないで撮ってたの?・・・ん、じゃダメだ、と。
109r
こんな風に撮れれば、ほら。
ピントも合ってるし、ね。
あら、ほんと・・・とほほ。

3、繋・・・蔦の赤い葉が手を繋いでいるみたいで綺麗だったから。
バラの棘の所で、枝に添って上から撮る、って教えをもとに頑張って背伸びして撮ってみた。
100
おっ、いいねー上から撮ったね。
主題は一つが原則だけど、この場合は、葉っぱ二つにピントを合わせた方が良かったね、と。

4、紅一葉・・・這松の中に赤い葉っぱが一枚落ちていて?綺麗だったので。
083
置いた?・・・はい、移動しました。
置いても自然でも、どっちでも良いけど・・・
軸を持って置くから、不自然さが画面にでちゃう。
上手く差し込まないと、と。
もうちょっと葉っぱが小さく撮れれば良かったね、と。

ふぅ~、疲れたぁー

でも、確実に最初より上手くなってるから、と励まされて・・・
♪・ってなこと、言われてぇ~その気になってぇ~

マクロは難しいぃ!・・・でも、楽しい!

やっぱり、レンズ欲しいなぁ~

| | コメント (5)

2009年12月 2日 (水)

冬萌え

早、師走。
初冬の小春日和を浴びて、木々の色づいた葉も残り少なく
桜や欅の乾いた落ち葉は、カサカサと足元をにぎわす。

いつもなら、時が過ぎるのも、日が暮れるのも早くて
心(うら)寂しい、忙しいだけの12月

今年は、ちょっと温かい秋から冬をお届けします。

冬萌え
萌える・・・草木の芽が出る、もえだす。芽ぐむ。
決して、アキバ系の萌え~ではありません。

108

葉を落とした冬木立には、春を待ちわびる新芽や花芽がしっかり付いています。

マクロで近づき過ぎて、このなんとも可愛い福与かな芽の主が、何の木だったのか忘れたけど。

木々たちの暦にも、このささやかな芽生え「冬萌え」を見つける事ができると、ちょっと温かな気持ちになります。

12_001 12_002

近所の公園の桜の木にも、こんなに花芽が付いていました。

一年の内、たった2週間だけの桜の花見
残りの50週間も、着実に桜なりの営みがしっかりあるんですね。
開花まで4ヶ月ぐらい。
そんな前から準備をして、冬を越すんですね。

人生の秋をむかえた、思秋期の甘栗にも
厳しい寒さに耐える冬芽がのぞいてきてる気が・・・

今年はカメラやPCを通して、いろんな人と繋がって
身近な野の花や、小さきものたちに出会い
温かな、秋から冬をむかえています。

| | コメント (0)

« 2009年11月 | トップページ | 2010年1月 »