マクロ・葉っぱ編で「可愛い蕾も発見!」って書いたけど・・・
苔は隠花植物なので、花も咲かないし、蕾も付かないんですよ。
と、教えてくださる方あり。
そーだったぁ~
蕾に見えるのは「胞子嚢」で、
花に見えるのは胞子嚢が弾けた後。
身近な植物、特にひっそり咲いている野の花に惹かれるきっかけになったのは、苔と間違えた「モリムラマンネングサ」
花の下の苔のような、多肉植物のようなもの
写真を探したが、こんなボケたのしかなかったけど、いちよう雰囲気だけでも・・・
と言うわけで、それから
これ、なんだろう?ちょっとイイ感じ!
って思ったらすぐ写真に撮って、帰ってからPCや図鑑で調べたり・・・が始まったわけなのです。
その時、苔って面白いなぁ~、と苔の本まで買って調べてたのに・・・
ここで、訂正して少し苔について、つぶやいてみましょう!
地表や岩の上に、はいつくばるように成長し広がるような植物的なものを苔と言う。
~ように、~ような、~的な・・・と不思議な植物?
というのも、苔には葉も茎もありますが、根っこがありません!
ひょろひょろとしたヒゲのようなもので地面や岩に貼り付いているだけで、他の植物のように、そこから水分や養分を吸い上げているわけではないのです。
苔はどうやって生きているのでしょう?
「霞を食う」っているのです。
体の表面全体から、空気中のかすかな湿り気や、陽の光などを取り込んでいるのです。
究極のエコライフですねぇ~
しかも、すべての緑色植物の祖先なんです。
水中で進化した緑藻植物が約4億年以上前に地上に上陸して、多様な進化を遂げたんですって!
スゴイですよねぇ~・・・コケにしたらアキマセンよ
森林が多く湿潤な国土を持つ日本は、アメリカに次ぐ苔の多い国なんです。
学問的には「蘚苔類」と呼ばれ
- 蘚類:ふわふわもこもこしてるスギゴケやハイゴケ
- 苔類:ぺたっと地面に貼り付いたようなゼニゴケ
- ツノゴケ類:胞子体がツノのような形をしているもの
「蘚」も「苔」も「こけ」と読みます。
「蒴」と呼ばれる胞子体から飛び散った胞子は、ある一定の条件が整うと、肉眼では見えない細い糸状(原糸体)になって広がり、発芽し・・・明日のコケへとつながってゆくのだそうです。・・・『苔とあるく』・田中美穂著より。
コケにする・・・のコケは「虚仮にする」と書きます。
広辞苑によると、ばかにしてあなどる、の意味
苔は、気にして見なければ無いに等しい小さくつつましい存在。
でも、どっこい!
良く見ると、面白く
調べてみると、さらに尊い存在なのです。
乾燥して「死んだふり」はできても、気に入らなければ復活しようとしない、デリケートで気難しいのも苔の特徴
どこかに、そんな親爺がいましたねぇ~
明日、会いに行ってきましょ!
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