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2009年10月15日 (木)

鳥の名前を持つ花

よその御宅のお庭でもチラホラ見かけるホトトギス

雑木林でたくさん見かけました。

5月頃、里におりてきて「テッペンカケタカ」とか、「トッキョ、許可局」とか大声でなく鳥「ホトトギス」ではありません。

まったく同じ名前の「ホトトギス」です。
Photo

花びらの紫色の斑紋がホトトギス(小鳥)の胸の斑紋と似ていることから付けられたそうな。

時鳥草・杜鵑草・・・ユリ科の宿根草
ホトトギス属植物は東アジアに生育し、日本には12種分布しているが、このうちの10種は日本だけに生育する日本固有種なんだそうです。

ホトトギスの葉を大好物にしている毛虫がいて、野生で花を咲かせるのは大変・・・と書いてありましたが、当地の雑木林にはたくさん咲いていました。
Photo_2Photo_3Photo_4

ユリ科の花はほとんどが6枚の花弁を持ち、その対称の妙は数学的に美しい!なんて言う人も。・・・確かに面白い形、とくに中心の蕊はトケイソウにも似ている。

四季折々に咲く美しいユリ科の花を、秋なので運動会のリレーに例えると・・・
早春のカタクリが第一走者で、チューリップ・すずらん・ユリ・ササユリ・キスゲ・ギボウシ・ニラへと続き、アンカーは秋に咲くホトトギス。

他にも鳥の名前を持つ花には、「サギソウ」「キジムシロ」などがあるが、甘栗はまだ写真に撮れていない。

先日の道草写真で、花ではないが鳥の名前を持つ赤い実は
Photo_6「 ヒヨドリジョウゴ」・・・by oyone同定

1センチくらいの小さな実です。

Photo_7

プチトマトみたいだけれど、熟れた真っ赤な実には種がびっちり詰まっています。

ナス科のつる性の草で、晩夏に咲く花は見逃したけれど

ヒヨドリって名前が付くくらいだから、ヒヨドリが好んでこの実を食べるらしいが、実際には好んで食べるわけではなく、冬になっても残っているらしい。

では、冬になっても残っているかどうか、通りかかったら見てみましょう。

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