大和と紅
なにやら漫画のタイトルのようですが
大和(ヤマト)と紅(ベニ)・・・シジミの話です。
と言っても、蜆貝ではありません。
シジミ蝶のことです。
シジミ蝶の由来は蜆貝に似ているからなのかは、わかりませんが、
翅を閉じて花に止まっている姿は貝のシジミに良く似ています。
ヤマトシジミ蝶がリボンのようにシーサーの頭に・・・
娘の沖縄土産のシーサーの置物は、甘栗家の狛犬です。
玄関の大きなコニファーの鉢植えにちょこんと座して番をしています。
どこかひょうきんな狛犬「あ」の頭に、ひらひらとヤマトシジミチョウが留まってくれました。
口を閉じた狛犬「うん」より、ただ置き方が悪かっただけなのだが、「あ」の方が片足上げて頭のりぼんを喜んでるように見えて、思わずくすっと笑っちゃいました。
寺院山門の仁王や狛犬も「あ・うん」が一対です。
あ・うん「阿吽」・・・「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め、「吽」は口を閉じる時の音声で字音の終わり。
万物の初めと終わりを象徴してます。
密教では、「阿」を万物の根源、「吽」を一切が帰着する知徳とします。
阿吽の呼吸なんて言い方もあるよね。
このヤマトシジミ蝶がゆらゆら飛んでいたので、シーサーの頭に止まればいいのになぁ~、って思っていたら、まさに阿吽の呼吸でとまってくれました。
もう一つは、ベニシジミチョウ
ベニシジミ蝶は、花や草の上で比較的のんびりと過ごしてくれるので、カメラのモデルとしてはとても良い子たちです。
モンシロチョウやモンキチョウときたら、ヒラヒラ・ひらひら動きが早くて、とてもシャッターを押せません。
その点、このベニシジミ蝶は一度とまったら、後翅を交互に動かしながら葉の上をゆっくり廻っていました。
出来れば花の上で翅を開いて綺麗な模様を見せてほしかったけど、じっくり撮れただけでも好しとしましょう。
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