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2009年10月31日 (土)

でっかい柿

甘栗庭の柿は、梨かりんごみたいにでっかい百目柿です。
X3_200910_143

一個300gぐらいあります。
果実は円形でわずかに長く、名にふさわしい百匁の大きさになる不完全甘柿です。

匁(もんめ):一貫の千分の一。3.75グラム

桃栗三年、柿八年・・・庭のこの柿の木は17年。

不完全甘柿なだけに、収穫時期がとても難しく、
熟してくると肌に黒い渦状のスジが出来るのが特徴で、
甘さの証拠である、とか・・
最初に食べた甘い柿から、10日間だけ甘柿だ、とか・・・

なかなか、当たり外れが激しくて、かじってみないと分からないなんて、ややこしずぎて見極めるのは諦めました。

去年から渋抜きをしてみたら大成功だったので
全部渋抜きすることにしました。

X3_200910_146
昨日、10個収穫しました。(四分の一くらい)

そして今日、アルコール脱渋をしました
200910asio163_convert_2009103122123

キッチンペーパーに焼酎を浸し柿の周りを拭いて、ヘタに焼酎をつけて、密封して一週間ぐらいしたら食べごろかな

柿の渋の元はタンニンです。
このタンニンは防水性に優れているので、古くから紙を防水したり、柿渋染めに利用したりしていました。

正確には、タンニンの中には水溶性のものがあって、水溶性のタンニンが不溶性になると、なぜか渋くなるんですって。つまり、「渋抜き」とは、この水溶性のタンニンを不溶性に変えることなんですって。

炭酸ガスやアルコール、加熱によってジワリジワリといじめていくと、不溶性タンニンになって渋が抜ける仕組みらしいです。

去年は柿が大きいから、千枚通しでヘタに穴を開けて焼酎を飲ませてあげたら、やわらかくなりすぎたのもあったので、今年はそれはやめました。

飲ませすぎはいけません!
何事もほどほどに。
この、ほどほどが難しい

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