でっかい柿
一個300gぐらいあります。
果実は円形でわずかに長く、名にふさわしい百匁の大きさになる不完全甘柿です。
匁(もんめ):一貫の千分の一。3.75グラム
桃栗三年、柿八年・・・庭のこの柿の木は17年。
不完全甘柿なだけに、収穫時期がとても難しく、
熟してくると肌に黒い渦状のスジが出来るのが特徴で、
甘さの証拠である、とか・・
最初に食べた甘い柿から、10日間だけ甘柿だ、とか・・・
なかなか、当たり外れが激しくて、かじってみないと分からないなんて、ややこしずぎて見極めるのは諦めました。
去年から渋抜きをしてみたら大成功だったので
全部渋抜きすることにしました。
キッチンペーパーに焼酎を浸し柿の周りを拭いて、ヘタに焼酎をつけて、密封して一週間ぐらいしたら食べごろかな
柿の渋の元はタンニンです。
このタンニンは防水性に優れているので、古くから紙を防水したり、柿渋染めに利用したりしていました。
正確には、タンニンの中には水溶性のものがあって、水溶性のタンニンが不溶性になると、なぜか渋くなるんですって。つまり、「渋抜き」とは、この水溶性のタンニンを不溶性に変えることなんですって。
炭酸ガスやアルコール、加熱によってジワリジワリといじめていくと、不溶性タンニンになって渋が抜ける仕組みらしいです。
去年は柿が大きいから、千枚通しでヘタに穴を開けて焼酎を飲ませてあげたら、やわらかくなりすぎたのもあったので、今年はそれはやめました。
飲ませすぎはいけません!
何事もほどほどに。
この、ほどほどが難しい
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