彼岸花のつぶやき・Report
暑さ寒さも彼岸まで。
来週はお彼岸です。
20日の彼岸の入りから、26日の彼岸の明けまでは調度シルバーウィーク。
敬老の日も、秋分の日もハッピーマンデーも一緒くたですが、毎年、涼風が立ち始める頃になると、間違いなく咲き始める、この不思議な形・成り立ちの花「彼岸花」について調べてみました。
気温が18℃~20℃になると一斉に咲き始めるので、昔は秋の種まきの目安として、この花を利用してたそうです。
当地の畦道などでもポツポツ先週から咲き始めています。
三年前、巾着田の彼岸花の群生に会いに行ってきました。
川岸の林の株元を埋め尽くす、真っ赤に燃え立つ彼岸花。
それまでは、あまり良いイメージを持っていなかった甘栗も、まるで情熱的な真っ赤な絨毯を一面に敷き詰めた様に圧倒され、持って行ったフィルム2本をあっという間に撮り終えてしまいました。(当時はフィルム一眼レフで撮影、スキャン画像をアップ)
良く見ると、真っ赤な六弁の花びらを放射状にくるっと反転させて咲かせ、長く曲線を描くように赤い蕊(しべ)を伸ばしている。
その複雑な花姿は美しい芸術品のよう!
呼び名にもいろいろあり、古くから人々の暮らしに深く根付いてきた事が偲ばれます。
彼岸花(ヒガンバナ):秋の彼岸の頃に咲くのでこう呼ばれている。
曼珠沙華(マンジュシャゲ):梵語で「赤い」と言う意味。
葉見ず花見ず(ハミズハナミズ):花時に葉はなく、花後の葉時には花がない、と言う意味。
このほかにも「シビトバナ」「ソウシキバナ」と縁起が悪い名が多いのは、墓地に咲いていることが多いかららしい。
赤いめでたい色にもかかわらず、彼岸の頃に咲く花として、供え花として墓地に植えられてたこともあり、悪いイメージを持ってしまって、彼岸花に申しわけなかったかな~。
甘栗のように感じておられた方に、彼岸花をめでたく楽しむ方法があります。
仲間のシロヒガンバナを一緒に植えること。
ほら、紅白でめでたいでしょ!
白花は清楚で凛として、違った趣で、また美しい。
なんでも、原産は中国の揚子江の中流域に咲いていたものが、大昔、洪水で土手崩れと共に球根が流され、海を流れ九州へ渡来したらしいです。
ずいぶんと長い旅をして、長い年月を経て、今年もこうして咲いてくれているんですね。
感謝の気持ちをこめて今日の記事とします。
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